正式には、日本司法支援センターという公共機関です。
「全国どこでも法的トラブルを解決するための情報やサービスを受けられる社会の実現」を理念に、平成11年の司法制度改革に基づいて国により設立された機関です。
「法の支配」の目的の下、社会で生活していく上で、あらゆることが法令により規律されており、その法令は立法技術が向上してきており、日ごろ法令に根染みのない方ですと理解するのが難しく、法令を利用し課題を解決するのも困難なのが現状だと思います。
その場合、弁護士などの法律家に相談するのが多くなると思いますが、相談する際、「相談料」を要求されます。
他方、経済的に困窮している状況にある方も借金に関することなどを相談したいこともあると思います。その場合、「相談料の要求」は、法律事務所に相談に行く際の大きな壁になります。
それではいかん!と平成11年、総合法律支援法が成立し、法の理念の普及に乗り出し、一つの柱として創立されたのが、「日本司法支援センター」、法テラスの愛称で呼ばれている機関です。
法テラスは、大きく6つの業務を行っておりますが、その一つの「法律扶助業務」を通して、相談料の支払いを無料にしたり(相談援助)、法律事務を依頼する際の費用を立て替える(書類作成援助・代理援助)ことで、法律の利用を促進しております。